メキシコ中銀、0.5%利下げ 10会合連続

2020/8/14 4:04
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【メキシコシティ=宮本英威】メキシコ銀行(中央銀行)は13日、金融政策決定会合を開き、政策金利を0.5%引き下げて4.5%にすることを決めた。利下げは10会合連続で、2016年9月以来の低い水準となった。新型コロナウイルスの感染拡大で経済が落ち込んでいるのに対応した。

新型コロナはメキシコ経済に打撃を与えている(10日、メキシコシティ)=AP

19年8月からの累計の引き下げ幅は3.75%に達した。中銀の決定は多数決だった。5人の委員のうち1人は0.25%の利下げを主張した。

経済活動は5月後半から徐々に再開したが、雇用情勢は悪化している。社会保険庁(IMSS)によると、3月から6月までで111万人の公式雇用が失われた。建設や観光での失業者が目立ち、企業の倒産も相次いでいる。

中銀はこの日の声明で今後の政策運営について「(利下げ)余地はインフレとインフレ期待の動向次第だ」と指摘した。7月の消費者物価指数は、前年同月比3.62%上昇した。中銀の政策目標(2~4%)の範囲内ではあるが、今年2月以来の高い上昇率となった。

次回の金融政策決定会合は9月24日に予定されている。金融市場では、金利の据え置きと利下げ継続で見方が分かれている。

中銀が民間銀行などの予測をまとめて3日に発表した調査では、20年の実質経済成長率見通しはマイナス10.02%となっている。

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