レノボ31%増益 4~6月期、パソコンに在宅需要

2020/8/13 19:30
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レノボの北京市内の販売店

レノボの北京市内の販売店

【北京=多部田俊輔】パソコン世界大手のレノボ・グループが13日発表した2020年4~6月期の決算は、純利益が前年同期比31%増の2億1300万ドル(約230億円)だった。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で在宅勤務や在宅学習が広がったことから、主力のパソコン事業が好調だった。

売上高は7%増の133億ドルで、為替の影響を除くと伸び率は10%だったという。楊元慶董事長兼最高経営責任者(CEO)は「力強い業績は、レノボが新型コロナの影響からいち早く回復したことをはっきりと示した」と強調した。

パソコンを中心とするスマート設備事業の売上高は5%増の117億ドルで、4~6月期として過去最高を更新した。このうちパソコンは10%増の106億ドルだった。米IDCによると、4~6月期のパソコン世界シェアの1位は米HPに譲ったが、出荷台数は7%増えた。

スマートフォンが柱のモバイル事業の売上高は27%減の11億ドル。レノボ人気が根強い南米市場で新型コロナの影響から販売が落ち込んだが、コスト削減で損失幅は減ったという。次世代通信規格「5G」に対応したモトローラブランドの拡販で収益改善をめざす。

サーバーの販売を中心とするデータセンター事業の売上高は19%増の16億ドル。中国政府が経済テコ入れを狙ってデータセンターなど新型インフラの建設を加速していることが追い風となった。ただ、新型コロナによるコスト増が響いて損益は赤字となった。

地域別では、新型コロナからの回復が早かった中国が17%増と大きく伸び、欧州・中東・アフリカも28%増と好調だった。一方、米州は9%減だった。スマホの販売が落ち込んだほか、一部パソコンが部品不足で十分に販売できなかったとしている。

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