「アベノマスク」使用は3.5% 民間意識調査

流通向けシステム開発のプラネットがまとめた意識調査によると、新型コロナウイルスの感染対策で政府が配布した布マスクを使用している人の割合は3.5%だった。全世帯に支給したいわゆる「アベノマスク」の利用は5%を下回ることが分かった。今後も使い続けたい人の割合は2%にとどまった。
調査はマスクに関する意識調査として、7月中旬にインターネットで実施した。有効回答数は4000人。使っているマスクの種類を複数回答で聞いたところ「不織布(プリーツ型)」が最多で78%を占めた。2位は「不織布(立体型)」で26%、これに「手作りマスク」が18%で続いた。政府配布の布マスクは3.5%で、12位だった。
マスクの使用頻度に関しては「よくする」「たまにする」との回答は合わせて89%だった。2016年12月の調査と比較すると31ポイントと大幅に増加した。
マスク選びで重視することについては(複数回答)、「価格」と「花粉やウイルス、ほこりなどの除去性能」が多く、それぞれ56%を占めた。「息苦しくない」(48%)、「サイズ」(41%)、「フィット性」(37%)も回答が多かった。
調査では女性の4分の1が手づくりマスクを使用していることも分かった。男女全体で手づくりマスクの利用者は約2割を占めており、人気が高まっている。