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ビール系飲料7月6%減 大手4社、コロナや長雨響く

ビール大手4社がまとめた7月のビール系飲料の合計販売量は前年同月比で6%減少した。前年を下回るのは5カ月連続。新型コロナウイルスの影響やビールの飲食店の販売減が響き、節約志向の高まりから家庭向けで第三のビールの販売増も全体を補えなかった。長雨やコロナ禍の第2波リスクもあり、ビールの回復への足取りは重い。

発泡酒や第三のビールは前年を上回る(首都圏のスーパー)

7月の販売量を項目別にみると、ビールが15%減、発泡酒は1%増、第三のビールは2%増だった。ビールの販売は5カ月連続で前年を下回る一方、発泡酒、第三のビールともに4カ月連続で前年を上回った。

企業別にみるとキリンビールは5%減、サントリービールは9%減、サッポロビールは2%減、販売額で公表するアサヒビールは6%減だった。4社ともビールは飲食店向けの販売減で2桁減少した。第三のビールはサントリーが前年並みだったほか3社は増加した。

飲食店向けのビール販売は苦戦が続いている。コロナ禍で宴会自粛が響き、長雨も重なって来店客数が減り、瓶や樽(たる)の販売が減少している。

外食機会が減少する一方で、ビールの家飲み需要はじわりと増えてきた。アサヒの「スーパードライ」やサッポロの「黒ラベル」「エビス」はほぼ全量を家庭で消費される缶ビールの販売が前年を上回った。依然として飲食店向けを含めたブランドとして前年を下回っているが、「オンライン飲み会や週末などでビールを自宅で飲みながら過ごす機会が増えているのではないか」との見方が多い。

家庭向けでは発泡酒や第三のビールへの消費が根強い。糖質がゼロや少ない商品など健康志向が強まっている。発泡酒でアサヒの「スタイルフリー」やキリンの「淡麗グリーンラベル」、第三のビールでサントリーの「金麦〈糖質75%オフ〉」が前年同月の販売量を上回った。節約志向で第三のビールの販売増も鮮明だ。キリンの「本麒麟」が前年同月比で40%増えた。17カ月連続で前年を上回った。(後藤健)

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