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NYダウ反発、289ドル高 主力ハイテク株が上昇けん引

(更新)

【NQNニューヨーク=戸部実華】12日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発した。前日比289ドル93セント(1.0%)高の2万7976ドル84セントと、2月21日以来、約半年ぶりの高値で終えた。トランプ米大統領が11日夕に1億本のコロナワクチンの購入を発表し、ワクチン実用化への期待から市場心理が改善。主力ハイテク株が大幅高となったのも相場を支えた。

トランプ大統領は11日夕、バイオ製薬のモデルナとワクチン購入の契約を交わしたと発表した。同社のワクチンは7月下旬から3万人を対象とする最終段階の臨床試験に入っている。ワクチンが普及すれば経済の正常化を後押しするとの見方が広がり、幅広い銘柄への買いを誘った。

主力ハイテク株が軒並み買われ、相場全体を押し上げた。アナリストが目標株価を引き上げたスマートフォンのアップルが3%強上昇した。新しいスマートフォンを9月に米国で発売すると発表したソフトウエアのマイクロソフトも高い。2銘柄でダウ平均を139ドルほど押し上げた。

ダウ平均銘柄ではホームセンターのホーム・デポや医療保険のユナイテッドヘルス・グループ、小売りのウォルマートも買われた。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は一時前日比54.20ポイント高の3387.89と、2月19日に付けた過去最高値(3386.15)を小幅に上回る場面があった。

一方、前日に上昇が目立った航空機のボーイングや銀行のJPモルガン・チェースなど景気敏感株には売りが出た。市場では「ハイテクなどグロース(成長)株と銀行などバリュー(割安)株の組み合わせによるコンピューター取引も増え、グロース株が買われる時にはバリュー株が売られやすい」(ジョーンズ・トレーディングのマイケル・オルーク氏)との見方もあった。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反発し、前日比229.42ポイント(2.1%)高の1万1012.24で終えた。11日夕に株式分割を発表した電気自動車のテスラが13%高と急騰した。アナリストが目標株価を引き上げた画像処理半導体のエヌビディアなど、半導体関連株への買いも指数を押し上げた。

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