JFEHD、21年3月期は最終赤字1000億円の見通し

2020/8/12 19:49
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JFEホールディングス(HD)は12日、2021年3月期の連結最終損益(国際会計基準)が1000億円の赤字になりそうだと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で自動車メーカーなどの減産が相次いでいることが主な要因だ。

「国内の鉄鋼需要は7月以降、段階的な回復を見込む」。同日の電話による決算説明会で、柿木厚司社長はこう語った。10月以降には一時休止している高炉の再稼働を視野に入れる。鉄鋼事業の黒字化についても「22年3月期に十分達成可能だ」と強調した。

21年3月期の連結売上高は前期比15%減の3兆1700億円を見込む。新型コロナの影響が直撃した上期の不振が通期業績にも響く格好だ。

下期への期待は大きい。4~9月に1000万トン程度を見込む粗鋼生産量は、10月~21年3月に1200万トンまで回復すると試算している。セグメント別利益で4~9月期に1450億円の赤字を見込む鉄鋼事業も、10月~21年3月期は損益ゼロに回復するとみる。

しかし足元の業績は厳しい。20年4~6月期の連結最終損益は391億円の赤字(前の期は197億円の黒字)だった。収益改善への取り組みを進める必要がある。3月には設備休止を中心とする合理化策を打ち出しているが、柿木社長は「前倒し実施も検討している」との考えを示した。

(永森拓馬)

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