中小景況感、新型コロナでさらに悪化 千葉県内4~6月

2020/8/12 19:58
保存
共有
印刷
その他

日本政策金融公庫千葉支店がまとめた千葉県の中小企業調査によると、2020年4~6月期の業況判断DIはマイナス43.8と、1~3月期と比べ28.1ポイント低下した。新型コロナウイルスの影響により景況感が急速に悪化し、リーマン・ショック後の09年7~9月期に次ぐ低水準となった。

DIは「好転」とする企業の割合から「悪化」の割合を引いた値。製造業は同0.5ポイント低下のマイナス45、非製造業は同40.7ポイント低下のマイナス43.3となり、いずれも3期連続のマイナスとなった。外出自粛や休業要請のあおりを受けた宿泊・飲食業のほか、海外からの部材調達が停滞した建設業、企業向けの輸送を手がける運送業など全業種にわたって悪化している状況だという。

景況の評価は「新型コロナの影響により急速に悪化し、極めて厳しい状況にある」として前回判断から引き下げた。経営上の課題には「売上・受注の停滞・減少」を挙げる企業が66.7%と最も多く、前回調査から36.9ポイント増えた。逆に長く首位が続いていた「求人難」は2%にとどまった。

7~9月期の見通しDIはマイナス22.8とやや改善する見込みだが、同支店は「経済回復のメドが立たず先行きが見えない状況で、底を打ったとは言えない」と指摘している。

従業員数が20人未満の小規模企業の4~6月期の業況判断DIはマイナス72.4となり、同34.9ポイント低下。96年10~12月期の調査開始以来、最低の水準となった。全業種で低下したが、特に飲食店・宿泊業や運輸業の落ち込みが大きかった。7~9月期の見通しDIはマイナス80と、さらに低下する見通し。

調査は取引先の中小企業154社、小企業250社を対象に6月中旬に実施。有効回答は中小企業60社、小企業171社だった。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]