司法試験、3カ月遅れ実施 感染防止を徹底

2020/8/12 17:22
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新型コロナウイルスの影響で3カ月延期されていた司法試験が12日、始まった。試験会場を東京都と大阪市で1カ所ずつ追加して全国7都市10カ所とし、受験者の間隔を最低でも1メートル以上に広げるなど、感染防止策を徹底する。

 司法試験に臨む受験者(12日午前、東京都品川区)=共同

12、13、15日に論文式、16日に短答式を実施する。合格発表は来年1月20日。

各会場には手指消毒のためアルコールを設置。発熱やせきなどの症状があり、新型コロナ感染が疑われる場合は受験を控えるよう求めた。

東京都品川区の試験会場では、サーモグラフィーで受験者の体温をチェック。高かった場合は、詳細な体調を聞き取るなどしていた。

法科大学院を修了しなくても司法試験の受験資格を得られる予備試験を通過し、今年初挑戦という文京区の男性(23)は感染防止のため、2週間前から家族と離れホテルで生活したという。「コロナは心配だが、試験があるからには受けるしかない」と緊張した様子で話した。

受験者は3703人(速報値)。合格率の低迷や、時間的、経済的負担から法曹志望者の法科大学院離れが進み年々減少している。対応策として、法学部を3年で卒業し、法科大学院を最短2年で修了する「法曹コース」が今春から始まった。

2019年の司法試験には4466人が受験し、1502人が合格。政府目標の「1500人以上」はかろうじて上回ったが、4年連続減少し、新試験に完全移行した12年以降で最低だった。

今年の予備試験は今月16日に始まる。〔共同〕

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