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疫病より恐い監視社会 陣野俊史氏が選ぶ3冊

臆病な都市 砂川文次著

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主人公の「K」は首都庁に勤めている。都内で鳥の不審死が繰り返し起こっているという情報が入る。最初は小さな知らせに過ぎなかった。

だが噂が噂を呼び、衛生省主管で、感染症予防法を適用し、各県知事が動き出す。忙殺されるK。そして彼は、鳥由来の疫病よりも怖い監視社会にさらされることになる。陰性であることをアピールする「ワッペン」をつけていない者は、容赦なく叩(たた)かれた。社会はどんどん窮屈になっていく...

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