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洪水対策「AIで水量管理」 菅氏、発電ダムで貯水強化

須田貝ダムを視察し、関係者から説明を聞く菅官房長官(中)(12日、群馬県みなかみ町)

菅義偉官房長官は12日、群馬県みなかみ町で、ダムの貯水機能を使った洪水対策を強化する考えを示した。治水に利用してこなかった発電用や農業用などのダムを全国的に活用して洪水を防ぐ。人工知能(AI)によるダムの水量管理も検討する。

菅氏が発電用の須田貝ダムを視察後、記者団に語った。「全国900のダムは洪水対策に使われてこなかった。縦割り行政の弊害を除去して方針を見直した」と述べた。

須田貝ダムは水力を利用して発電する「発電ダム」にあたる。豪雨が予想される場合は事前に放流し、ダムにためられる水量を増やして洪水リスクを下げる仕組みを今夏から導入した。

政府はダムの運用方法を変えた。発電ダムについては豪雨対応の放流で発電量が減った場合、電力会社に補償する仕組みを創設した。電力各社は1級水系にあるダムについて治水に利用する協定を自治体などと結んだ。

さらに政府が発電ダムを含めた全国すべてのダムの運用を見直した結果、洪水調整可能容量は46億立方メートルから91億立方メートルに増えた。

菅氏は都道府県管理の2級水系にあるダムも治水協定を結ぶと明らかにした。「近年に水害が生じた水系や貯水容量の大きなダムがある約80水系について合意が得られる予定だ」と語った。

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