川重、手術支援ロボ生産で工場新設へ 2~3年後めど

2020/8/11 19:45
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国産初の手術支援ロボットを発表する川重の橋本社長(右端)ら(11日、神戸市)

国産初の手術支援ロボットを発表する川重の橋本社長(右端)ら(11日、神戸市)

川崎重工業は11日、国産初の手術支援ロボットの事業拡大を見据えて、神戸市内に2~3年後をめどに生産工場を新設する方針を明らかにした。当面は既存の明石工場(兵庫県明石市)で生産し、事業が軌道に乗った段階で神戸市内に拠点を確保して生産体制の増強を図る計画だ。

同社とシスメックスが折半出資するメディカロイド(神戸市)の手術支援ロボット「ヒノトリ サージカルロボットシステム」が製造販売承認を取得したことを受け、同日の記者会見で川重の橋本康彦社長が表明した。

川重の生産拠点増強に加えて、メディカロイドは手術支援ロボの安全性を高めることを目的に、神戸大学の国際がん医療・研究センター(神戸市、ICCRC)内に研修ができるトレーニング施設も開設する方針だ。

ロボットを使った内視鏡手術では傷口を小さくできて患者の負担が和らぐ一方、医師の関連技術習得が重要になる。機器の普及には、精密な手術を実現する医師の操作技術も求められるためだ。

メディカロイドは2030年に売上高1000億円を目指す方針を掲げる。今後も医療に関連する370社・団体が集まる神戸医療産業都市(中央区)で関係機関と連携しながら開発や普及を進める考えだ。

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