G7 11月以降に 菅氏「米判断を尊重」
トランプ米大統領は10日の記者会見で、8月末にも首都ワシントンでの開催を目指していた主要7カ国首脳会議(G7サミット)を11月の大統領選後に先送りする意向を示した。「落ち着いた良い雰囲気の中で開けるだろう」と話した。
菅義偉官房長官は11日の記者会見で「時期や形式に関しては議長国であある米国の判断を尊重したい」と述べた。日程を巡り「引き続き様々なルートで緊密にやりとりしている」と語った。
米国は当初6月下旬にも開く構想も参加国に伝えていた。ドイツが辞退したため8月下旬からの開催を軸に改めて調整してきた。
トランプ氏はロシア、韓国、インドなども招いて中国への対応を議論する構えを見せていた。菅氏は記者会見で「G7の枠組みそのものを維持することは極めて重要だ」と強調した。「最終的にどのような形式にするかについては米国が調整する」とも指摘した。