コロナの奇貨、作品の構造鮮明に バッハ・コレギウム・ジャパン「マタイ受難曲」

アートレビュー
2020/8/12 15:30
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日本経済新聞 電子版
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バッハのマタイ受難曲は、キリストの受難を題材に、人の弱さといやらしさ、ちっぽけさを突きつける。「自分たちはいま、取り返しのつかないことをしている」というやるせない思いを、3時間にわたり体験させられる。しかしその音楽は同時に、それでもなお生きてあろうとする、揺るぎない思いに満ちている。

鈴木雅明指揮のバッハ・コレギウム・ジャパンは、新型コロナ・ウイルス禍のなか、この音のドラマを澄んだ響きで劇的に…

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