テンセント、ゲーム動画配信2社の統合を検討

アジアBiz
2020/8/11 15:00
保存
共有
印刷
その他

【広州=比奈田悠佑】中国のネットサービス大手、騰訊控股(テンセント)は出資しているゲーム動画の配信会社2社を統合する検討に入った。ともに米国で上場している武漢闘魚網絡科技と広州虎牙信息科技の2社で、中国での市場シェアは合計で8割を握るとされる。テンセントはゲームの開発から動画配信まで幅広く市場を押さえ、高い収益力を維持する。

ゲームの実況配信は中国で人気が高い

闘魚が10日、テンセントから闘魚と虎牙を合併する提案を受けたと発表した。法的拘束力のない初期段階の提案書だという。テンセントは傘下の投資会社などを通じて闘魚と虎牙の株式をそれぞれ4割弱保有している。

中国ITサービス会社のMobTechによると、中国のゲーム動画のライブ配信市場で闘魚のシェアは約37%、虎牙は約46%。テンセントはこれまで、高いシェアを握る2社を競わせてサービスを磨いてきた。

ただ最近では「TikTok」を手がける北京字節跳動科技(バイトダンス)が動画配信プラットフォーム「西瓜視頻」でゲーム動画配信に乗り出すなど新たな競争が起きつつある。テンセントは闘魚と虎牙の事業を一本化して宣伝やサービス開発にかかるコストを低減しながら、市場での優位な立ち位置を守る。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]