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サムスンバイオ、生産能力7割増強 1550億円で新工場

金泰漢社長がオンライン会見を開き第4工場の建設を発表した

【ソウル=細川幸太郎】バイオ医薬品の受託生産大手、韓国サムスンバイオロジクスは11日、韓国・仁川市に新工場を建設すると発表した。2022年末の稼働予定で生産能力を7割引き上げる。投資金額は1兆7400億ウォン(約1550億円)で1800人を雇用する。足元の受注増と中長期の市場成長を見越して増産投資を決めた。

オンラインで記者会見したサムスンバイオの金泰漢(キム・テハン)社長は「バイオ医薬品の受託生産は需要に追いついていない。生産工程を外部委託する傾向が強まっており、市場は年平均16%伸びる」と強調した。好調な受注状況を示して「生産規模で他社を圧倒し、バイオ産業を韓国の成長産業に育てる」と語った。

サムスンバイオは仁川市の経済特区に1~3工場を構えて集中生産している。20年上半期だけで年間売上高の3倍の金額を受注した。第3工場が22年にフル生産となるため増産を決めた。建設予定の第4工場の生産能力は培養タンク容量で25万6000リットル。既存工場と合わせて62万リットルとなり、競合するスイスのロンザやドイツのベーリンガーインゲルハイムを大きく引き離す。

新薬の開発・生産コストが巨額化するバイオ医薬品の分野では、製薬会社側が開発に特化して生産を外部委託する流れが強まっている。競合では富士フイルムホールディングスが1000億円規模の増産投資を決めた。サムスンバイオは先行投資で生産能力を引き上げて大規模案件の受注獲得を進める。

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