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車いすバスケ、障害の「クラス分け」見直しで混乱

2020/8/16 2:00
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パラリンピックの花形競技である車いすバスケットボールで、選手の障害の度合いを決める「クラス分け」の再評価が進められている。パラ出場クラスから外れ、東京大会への道が断たれた選手もおり、論議を呼んでいる。

クラス分けとは、障害の程度が同じ選手ごとにクラスを決めることで能力の差をなくし、競技を公平にしようというパラ特有のルール。車いすバスケでは障害が最も重い選手を1.0点、最も軽い選手を4.5点、その間は0.5点刻みと、全部で8クラスに選手を分ける。コートに入る5人の合計は14点以内。これで各チームの障害の程度が同じになるというわけだ。

国際パラリンピック委員会(IPC)は2015年、クラス分けの新ルールを発表。パラの参加要件を満たす10の機能障害を挙げ、国際競技団体がこれにのっとったクラス分けを18年までに実施するよう求めた。だが、走ってバスケができなければよしとして、10以外の軽い障害も認めてきた国際車いすバスケットボール連盟(IWBF)は従わず、IPCは今年1月、クラス分けを見直さない限り、パラリンピックからの競技の除外を決定。東京大会に向けては障害が軽い選手を、24年パリ大会に向けては全選手を新ルールで再評価すれば、除外を解くとした。

もともとクラス分けは車いすバスケが先駆けて導入し広まったため、IWBFにはIPCの新ルールが後出しと映り、反発したようだ。だが除外を避けたいIWBFは世界の132選手を再評価し、カナダ男子の金メダリストなどが出場資格を失った。日本の若手女子選手も見直しの対象に。東京大会前に混乱を引き起こしたIWBFの責任は重い。

(摂待卓)

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