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「赤ちゃん星」誕生見えた アルマ望遠鏡で大阪府大

南米チリのアルマ望遠鏡を使い、星の材料となる水素などでできた雲の中で「赤ちゃん星」が誕生する前後の様子を捉えたと、大阪府立大や名古屋大を中心とした研究チームが11日までに発表した。

地球から450光年離れたおうし座に位置し、誕生間もない星に特有なガスの噴出も観測。成果は米専門誌アストロフィジカル・ジャーナルなどに掲載された。

水素ガスやちりからなる「分子雲」の中で、それぞれの物質が引き合って集まっていき、一定以上の密度になると、星の赤ちゃんである「原始星」が生まれる。

チームはおうし座の分子雲で、特に物質の濃度が高い39カ所から出てくる電波を観測。このうち20カ所では、まだ収縮が十分進んでおらず、電波が検出できなかった。

12カ所は、電波は検出できたが星の形成には至っていない様子だった。ただ、うち1カ所を詳しく調べると、中心部から両側にガスが噴出するという、ごく若い星の特徴がみられた。残り7カ所は星ができていた。

電波の解析から、水素分子が1立方センチ当たり約100万個を超えると、星の形成が急速に進むことも突き止めた。

チーム代表の徳田一起・大阪府立大客員研究員は「星が成長する貴重な段階を捉えられた。今後は他の場所の観測も進め、星が成長する条件を明らかにしていきたい」と話した。

〔共同〕

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