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レバノン内閣総辞職 市民ら、爆発の責任追及のデモ

(更新)
レバノンのディアブ首相(右)は10日、アウン大統領(左)に辞表を提出した=ロイター

【イスタンブール=木寺もも子】レバノンのディアブ首相は10日、国民向けのテレビ演説で、内閣が総辞職すると表明した。4日に首都ベイルートで起きた爆発後、数千人の市民が政府やエリート層の責任を追及し、大規模なデモ活動を実施してきた。後任の首相を巡っては議会の各派やアウン大統領らが協議するとみられる。

ディアブ氏はアウン氏に辞意を伝えた。アウン氏はこれを受け入れ、ディアブ氏に、後継首相が決まるまで暫定政権を率いるよう依頼した。

ディアブ氏は160人以上が死亡した爆発について「長年の政治、行政、国家の腐敗の結果起きた」と述べた。1月に発足した自らの政権は腐敗したエリート層が握る政治の構造を変えようと試みたが「孤立無援で、彼らはそろって妨害に回った」と説明した。

ベイルートでは8日、政治の変革を求める市民らによる激しいデモが起き、警察官1人が死亡、700人以上が負傷した。ディアブ氏は同日、早期選挙を議会に求める考えを示したが、実施に必要な議会の賛成を得るめどは立っていなかった。10日までに複数の閣僚が相次いで辞意を表明し、政権が維持できなくなった。

レバノンでは2019年秋、経済の悪化や政治の腐敗に抗議する大規模な反政府デモが続き、当時のハリリ首相が同年10月末に辞意を表明した。後継の首相選びは難航し、1月になってようやくディアブ氏が組閣した。

4日の爆発の原因は明らかになっていないが、現場の港には2750トンもの硝酸アンモニウムが必要な安全措置なしに6年以上も保管されていたことが分かっている。

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