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ロッテ・中村稔、メモリアルな先発初白星

2020/8/9 21:40
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今季初勝利を挙げたロッテ・中村稔(9日、京セラドーム)=共同

今季初勝利を挙げたロッテ・中村稔(9日、京セラドーム)=共同

オリックス・T―岡田の鮮やかなスタートにどよめきが起こった。四回2死から四球で出て、伏見の2球目に二盗。ロッテの左腕、中村稔が投球動作に入る前に走り出す賭けが吉と出た。

【9日のプロ野球 結果と戦評】

中村稔が一度もけん制しなかったのは、T―岡田が昨年、今年と盗塁がゼロだったためだろう。ただ、走者への無警戒とは裏腹に投球では終始、警戒心を持ち続けた。伏見には徹底して低めに集めて空振り三振。五回まで被安打ゼロと付け入る隙を与えなかった。

六回、先頭の福田に初安打を許すなどして迎えた2死一、二塁のピンチ。ここでものをいったのが投手の本能だった。フルカウントからの6球目、捕手・田村のツーシームのサインに「初めて首を(横に)振って」選んだのは直球。「変に変化球でいって四球になるのも嫌」と、気迫で一ゴロに仕留めた。

中継ぎで結果が出ず、7月13日に登録抹消。2軍に行くと、大隣2軍投手コーチから、ステップする際のグラブの位置が「高くないか」と指摘され、好調時の低さに戻すと制球が安定した。

同月26日の1軍復帰戦で用意されたのは中継ぎではなく、先発のマウンドだった。そこから5回1失点、5回3失点(自責点2)と結果を出し、この日は6回を被安打1、無失点。先発志望だったというだけにプロ初の先発白星を喜んだ。

長崎・清峰高、亜大を経てプロ入りし2年目。長崎出身者としては、原爆が投下された8月9日の白星ということにも感慨を覚える。「県民の方も応援してくれている。いい報告ができてよかった」。メモリアルな白星は今後への大きなステップになるだろう。(合六謙二)

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