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インド洋貨物船座礁 商船三井、重油回収でチーム派遣

(更新)

商船三井は9日、都内で記者会見し、同社が手配した大型貨物船がインド洋の島国モーリシャス沖で座礁した問題で、船体から漏れた重油の回収や漂流の阻止へ専門チームを派遣する方針を明らかにした。座礁地点は野鳥の保護区となるなど環境への影響が懸念されている。船を所有する長鋪汽船(岡山県笠岡市)と連携して回収を急ぐ。

座礁したのは商船三井が長鋪汽船の関連会社を通じてチャーターしていた大型ばら積み船「WAKASHIO」(わかしお)。1000トン以上の重油が流出している。会見で商船三井の小野晃彦副社長は「モーリシャス政府はじめ関係者に誠に申し訳なく深くおわび申し上ます」と陳謝した。

わかしおの燃料油タンク(合計4000トン程度)のうち、1180トンの容量のタンクが破損した。油の抜き取り作業を続けていたが、50トン程度しか回収できなかったという。小野副社長は「専門家や当社の社員をただちに現地に派遣して対応する」と説明した。モーリシャス島への重油の流れを食い止め、回収を進める。

損害賠償について船主の長鋪汽船の長鋪慶明社長は、「事故に関わる部分は船主が補填をするが現状、被害の様相がはっきりせず規模感は把握していない」と説明した。保険などで賠償が補填できるのかや商船三井の責任に関して商船三井の小野副社長は「仮定では申し上げられないが、甚大なる影響を考え誠実に対応する」と述べるにとどめた。

わかしおは中国の江蘇省で積み荷を降ろし、ブラジルに向け7月4日に出港した。途中の同25日に4メートル以上の波や風を受けるなどして座礁した。船員の救助作業を続けていたが、大波の影響でタンクが破損し、8月6日に燃料の流出が始まった。

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