日本の貨物船が重油漏れ モーリシャスが緊急事態宣言

2020/8/8 9:47 (2020/8/8 13:33更新)
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7日に提供されたモーリシャス沖で座礁した大型貨物船の衛星写真(Maxar Technologies提供)=AP

7日に提供されたモーリシャス沖で座礁した大型貨物船の衛星写真(Maxar Technologies提供)=AP

インド洋の島国モーリシャス南東部の沖合を航行していた大型貨物船が7月25日夜(現地時間)に浅瀬で座礁し、燃料の重油が大量に流出しているのが6日朝に確認された。貨物船を所有する長鋪汽船(岡山県)の広報担当者が明らかにした。運航は商船三井が担っていた。

モーリシャス政府は7日、サンゴ礁などが被害を受け危機的な状況にあるとして環境上の緊急事態を宣言。貨物船を現場から移動させるためフランス政府に支援を要請した。

サンゴ礁がある浅瀬で傾いた船体から重油が漏れ、広範囲を汚染した。沿岸部には国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約に指定された区域もある。

商船三井によると、事故を起こしたのは貨物船「WAKASHIO」で全長約300メートル。中国からシンガポール経由でブラジル方面に向かう途中だった。同社はホームページに「現場海域・地域に甚大な影響を及ぼしている」との文書を掲載した。

長鋪汽船の広報担当者によると、積み荷はなかった。乗組員20人は全員避難して無事だったという。

現地からの報道によると、重油は海岸にも流れ着き、モーリシャス政府は海岸に近づかないよう住民に呼び掛けた。

モーリシャスは海や山など美しい自然が豊富で「インド洋の貴婦人」と称され、外国人観光客に人気がある。〔共同〕

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