NYダウ反落で始まる 米中対立や経済対策の遅れ懸念

2020/8/7 22:58
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【NQNニューヨーク=松本清一郎】7日の米ダウ工業株30種平均は6営業日ぶりに反落して始まった。午前9時50分時点では前日比77ドル42セント安の2万7309ドル56セントで推移している。米中対立の激化や米経済対策の調整の遅れが投資家心理の重荷になっている。朝方発表の米雇用統計が市場予想を上回ったことは相場の支えになっている。

ニューヨークのウォール街=ロイター

トランプ米大統領は6日、中国の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」と対話アプリ「微信(ウィーチャット)」を運営する企業との取引を禁じる大統領令に署名した。米中間の緊張感の高まりが警戒された。

米経済対策を巡っては失業給付の増額で米政権と野党・民主党の意見対立が続いている。トランプ氏は6日、7日までに合意に達しなければ協議を中止すると脅した。調整が難航し、経済対策の実行が遅れるとの懸念が株売りを招いた。

個別では原油相場の下落でエクソンモービルなど石油株の下げが目立つ。航空機のボーイング、建機のキャタピラー、銀行のJPモルガン・チェースなど景気敏感株は総じて売りが先行している。

7日朝発表の7月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比176万3000人増え、ダウ・ジョーンズ集計の市場予想(148万人増)を上回った。雇用回復が続いていることが確認され、市場心理の一定の支えになっている。

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