特養入居者死亡事故 東京高検が上告断念

2020/8/7 22:55
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長野県安曇野市の特別養護老人ホームで入居者の女性(当時85)がおやつのドーナツを食べた後に死亡した事故で、業務上過失致死罪に問われた女性准看護師(60)を無罪とした東京高裁判決について、東京高検が最高裁への上告を断念する方針を固めたことが7日、関係者への取材で分かった。

11日の上告期限を過ぎれば、准看護師の無罪が確定する。

准看護師は2013年12月、老人ホーム「あずみの里」で、おやつはゼリー状のものに変更するとされた女性にドーナツを提供。窒息による低酸素脳症で約1カ月後に死亡させたとして14年12月に在宅起訴された。

昨年3月の一審判決は准看護師がおやつの変更を記録した引き継ぎ資料の確認を怠ったとする過失を認定、罰金20万円の有罪とした。

一方、7月28日の高裁判決は引き継ぎ資料は介護士らが管理しており、准看護師はおやつの変更を「容易には知り得ない」と判断。「刑法上の注意義務に反するとは言えない」として逆転無罪を言い渡していた。

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