お盆の旅行、近場が主流に オンラインツアーも登場

2020/8/7 23:00 (2020/8/8 5:46更新)
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HISのオンライン旅行では、ガイドが写真を紹介しながら観光地を案内する

HISのオンライン旅行では、ガイドが写真を紹介しながら観光地を案内する

新型コロナウイルスの感染拡大で今年は異例のお盆休みとなりそうだ。航空など交通機関のお盆休みの予約状況は7月下旬時点に比べさらにキャンセルが出ており、帰省を自粛する傾向が出ている。遠出を控え近場で過ごす人が増える見込みで近隣住民限定の割引プランやデジタル技術を使ったオンラインツアーなどを売り込む。

日本航空は7日、お盆期間(8月7~16日)の臨時便を約40便取りやめると発表した。先月31日時点で国内線は前年同期比61%減を想定していたが、その後キャンセルが相次ぎ「8月に入り予約数が減少した」(日本航空)。

JR東日本も8月7~17日の新幹線指定席予約状況は先月21日時点で前年比81%減だったが、8月6日には同84%減に拡大した。休みが近づくにつれ、自治体首長から首都圏住民に対して帰省自粛を求める声が相次ぎ、帰省や旅行を見送る人が増えたようだ。

政府の観光需要喚起策「Go To トラベル」では東京発着の旅行が対象外になり、ホテルなどが都民向けプランを充実させている。

プリンスホテルは都内の9ホテルで、都民向けに割安な宿泊プランを始めた。宿泊者には5000円分の館内施設利用券を配布。宿泊しない場合でも、都民はレストランなどの施設を2割引きで利用できる。JR東日本系の日本ホテル(東京・豊島)は都内のホテル16施設で東京都民限定で半額以上を割り引く宿泊プランを発売した。

エイチ・アイ・エス(HIS)が開催する海外でのワイン試飲会やマチュピチュなどの世界遺産巡りは、ビデオ通信システムを使う。担当者は「海外旅行を断念した参加者が多い」と話し、利用者は1万人を超えた。

日本旅行業協会によると、国内の旅行消費額は4~6月は前年の5%以下にまで急減。年間では20兆円超と前年の7割が消滅すると試算する。日本旅行の堀坂明弘社長は「感染状況や地域特性を基準に感染対策を考えるのがウィズコロナの旅行だ」と強調する。

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