感染対策、6指標で判断 陽性率・療養数など

2020/8/7 19:08
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政府の新型コロナウイルス分科会は7日、感染状況を判断する6つの指標と数値基準を示した。感染段階をステージ1~4に分け、対応策をまとめた。自治体が確保している病床の4分の1以上が埋まった場合などはステージ3となり、自治体に休業要請などの対応を促す。

6指標は(1)病床の逼迫具合(2)療養者数(3)PCR陽性率(4)新規感染者数(5)直近1週間と前の1週間の比較(6)感染経路不明割合――をあげた。

病床は現状で確保した分の25%以上が埋まった場合にステージ3と定義した。最大で確保できると想定する病床では20%以上でステージ3、半分以上でステージ4と分けた。全体と重症者向けのそれぞれでみる。

療養者数は入院者と自宅・ホテルでの療養者などを合わせた数字から判断する。人口10万人あたり15人以上ならステージ3、25人以上ならステージ4と定めた。新規感染者数は1週間で人口10万人あたり15人以上ならステージ3、25人以上ならステージ4に分類する。

残る3指標はステージ3、4ともに同じ水準を目安に設定した。直近1週間と前週の比較では、新規感染者が前の週より多い場合にあてはまる。PCR検査陽性率は10%以上、経路不明割合は50%以上が該当する。

対応策もまとめた。ステージ3は感染対策の指針を守らずに酒類を提供する飲食店への休業要請をあげた。夜間の外出自粛要請や飲食店の人数制限も選択肢とした。ステージ4は「緊急事態宣言などを検討せざるをえない」と位置づけた。

尾身茂会長は分科会後の記者会見で指標をまとめた理由として「どうなるか不安がある中で全体像をお示しすることが分科会の責務だ」と語った。ステージ3以降は「北風的な施策の実施が必要だ」と話した。

西村康稔経済財政・再生相は「この指標を目安に国も地方公共団体も対策を講じていく」と話した。「あくまで目安で、機械的に作業するのではなく総合的に判断する」とも強調した。

菅義偉官房長官は国が指標に基づいて緊急事態宣言を再発令するか問われ「基本的対処方針に沿って総合的に判断する」と表明していた。西村氏は今回の指標などで対処方針は変更しないと言明した。

西村氏は飲食店などに休業や営業時間の短縮を求める場合の資金支援について、業界が定める感染防止の指針を順守している事業者に対象を限る考えも示した。

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