立民、新党名で投票容認 玉木氏は投票方法で納得せず
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立憲民主党の福山哲郎幹事長は7日、国民民主党と合流した際の新党名について、国民民主側が求めていた投票による決定を受け入れる意向を示した。国民民主の平野博文幹事長との会談後、国会内で記者団に語った。
福山氏は会談で、結党大会に先立って新党の代表選を実施する案を説明した。新党へ参加する国会議員が1枚の投票用紙に候補者名と新党名を記入し、投票で決めると提案した。11日までに新党の綱領や規約をつくるとも主張した。
合意への道筋は見えていない。国民民主の玉木雄一郎代表は7日夜、記者団に「平野氏から報告を受けたが判然としないところがある」と述べた。無記名による投票を求めた。消費税や憲法などの基本政策での一致も必要と強調した。
福山氏は玉木氏の発言を受けて記者団に「細かいことを色々言っている。やる気がないと思わざるを得ない」と話した。
立民は7月15日、両党が解散したうえで新党「立憲民主党」を立ち上げる案を国民民主に提案した。国民側は党名を巡り「民主的な手続き」による選定を求めて意見が対立している。
両党と連合は7日、新型コロナウイルス収束後の新しい社会像を巡る実務者協議を都内で開き、基本理念を確認した。月内にも発表する。