京セラ、中国太陽電池材料大手に技術供与

2020/8/7 17:26
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京セラは太陽電池の封止材技術を中国企業にライセンス供与する(写真は京セラ製パネルが使われている滋賀県のメガソーラー)

京セラは太陽電池の封止材技術を中国企業にライセンス供与する(写真は京セラ製パネルが使われている滋賀県のメガソーラー)

京セラは7日、太陽電池に使われる封止材の特許を中国の杭州福斯特応用材料にライセンス供与することで基本合意したと発表した。杭州福斯特は太陽電池向け封止材では世界シェアの半分を握る最大手。京セラの持つ長寿命化技術を活用し、新たな封止材の開発も共同で進める。

封止材は太陽電池の中核部分であるセルを保護する素材で、表面のガラスや裏面のバックシートとセルの間に封入される。紫外線や湿度、熱などの影響で封止材が経年劣化すると、太陽電池の性能が落ちる。京セラは封止材の劣化を低減させ太陽電池の長寿命化につなげる技術の特許を持っており、これを杭州福斯特に供与する。

京セラは2018年から杭州福斯特に封止材の生産を委託していた。今後、両社でさらに高い性能を持つ封止材の開発を進めるほか、杭州福斯特は京セラ以外の太陽電池メーカーにも供与を受けた技術を使った封止材の販売が可能になる。

太陽電池の長寿命化は設備の廃棄総量の減少にもつながる。京セラは「両社で地球環境問題への取り組みを促進する」としている。

調査会社の富士経済によると、太陽電池の封止材の世界市場は18年で約1800億円にのぼる。

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