秋田で初のクラスター JR東バスケ部員と家族8人

秋田市は7日、20~30代の男女8人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。JR東日本秋田支社バスケットボール部「ペッカーズ」(部員数14人)の男性部員6人と妻2人で、市は県内で初めてのクラスター(感染者集団)が発生したとみている。
8人とも重症ではない。今後県内の医療機関に入院する。7月31日~8月6日に37~39.8度の発熱や頭痛、味覚・嗅覚障害などの症状があった。6日に帰国者・接触者外来を受診し、7日に秋田市保健所でPCR検査を行い陽性が判明した。感染経路は不明という。
市は今後家族ら濃厚接触者の調査を進める。8月1日にペッカーズと練習試合をした能代工業高校の生徒は県の調査に向けて寮と下宿で待機しているという。県内で感染が確認されたのはクルーズ船の乗客を含めて26人。
7日の緊急記者会見で穂積志市長は「スポーツを通じて感染が広がったのは非常にショッキングだ」と話した。秋田県の佐竹敬久知事は「感染の範囲をいかに早く特定するかが最大の課題だ」と話した。
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