商船三井系 フェリー全船で換気対策の設備導入

2020/8/7 14:00
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商船三井グループのフェリーさんふらわあ(大分市)は船内の換気対策を強化する。8月から順次、フェリー全船を対象に空気清浄機や高性能フィルターを導入。新鮮な空気量を大幅に増やし、医療機関並みの空気清浄度を目指す。新型コロナウイルスの影響を受けて乗船者数が減少しており、設備投資によって対策を急ぐ。

空気清浄機を設置した「さんふらわあきりしま」の相部屋

大阪―別府など関西と九州をつなぐ3航路で運航する6隻全てに導入する計画。第1弾として、3日から相部屋型の客室にダイキン工業の業務用空気清浄機「パワフル光クリエール」の設置を始めた。カビや細菌、ウイルスなどを除去する機能を持つ。

相部屋は既に人数制限などの対策をしているものの、他の乗客と同じ空間で寝泊まりすることへの不安は根強く、個室に優先して設置する。

9月以降は船室などにあるエアコンのフィルターをダイキン工業製の抗菌・抗ウイルス対応の高性能フィルターに取り換える。船内レストランなどの公共スペースには業務用の空気清浄機を設置する予定だ。

設備対策と人数制限の組み合わせにより、新鮮な空気を1時間あたり30立方メートル取り込む際と同等の空気清浄度を目指す。実現すれば「病院と同じくらいの空気清浄度になる」(さんふらわあ)という。

フェリーさんふらわあの7月の乗船者数は、前年同月比で約7割減った。乗客が減る中での設備投資は経営の負担となるが、船旅需要の回復には避けて通れないと判断した。

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