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鹿児島・馬毛島に自衛隊基地 硫黄島の米訓練移転へ

防衛省は7日、鹿児島県の馬毛(まげ)島に整備する自衛隊基地の計画を発表した。現在硫黄島で実施する米空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)を移転する。空母艦載機の拠点の米軍岩国基地(山口県岩国市)の近くで訓練環境を整え、日米の抑止力を高める。

馬毛島(鹿児島県西之表市)は種子島の西約10キロメートルに位置する。政府が約160億円で地権者から取得する。今秋にも環境影響評価(アセスメント)の手続きを始める。その後に着工し、工期は4年程度を見込む。

基地には2本の滑走路や格納庫、燃料施設を整備する。主滑走路は約2400メートルで、横風が強く主滑走路を使えない場合に約1800メートルの副滑走路を使う。150~200人程度の自衛隊員が常駐する。

現在硫黄島で実施するFCLPを移転する。FCLPは滑走路を空母の甲板に見立てて、艦載機が発着艦の訓練をする。「タッチ・アンド・ゴー」とも呼ばれる。洋上の空母に着艦する艦載機のパイロットの技術を維持する狙いがある。

空母が出港する前に艦載機のパイロットが着艦資格を得るために訓練が必要となる。年に1~2回、1回で10日間ほど実施する。事前の準備なども含め、米軍関係者は1回の訓練で馬毛島に約1カ月滞在する想定だ。

FCLPは厚木基地(神奈川県綾瀬市など)で実施していたが、人口密集地で騒音問題が発生し、1991年から硫黄島に移転した。約60機の艦載機部隊は2018年までに岩国基地に移った。岩国から硫黄島は約1400キロ離れる。馬毛島は岩国から約400キロと比較的近く、パイロットの安全確保などで米軍には使いやすい。

馬毛島基地は自衛隊も訓練に使う。事実上の空母である「いずも」型護衛艦の甲板に最新鋭ステルス戦闘機「F35B」が発着艦するのを模した訓練や輸送機オスプレイの訓練を想定する。補給など後方支援にも使う。

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