関西発「スポーツCAFE」

フォローする

ルメールと川田 ハイレベルな騎手最多勝争い

2020/8/9 3:00
保存
共有
印刷
その他

ルメール(右から2人目)は急速に勝利を重ねる(2018年)

ルメール(右から2人目)は急速に勝利を重ねる(2018年)

騎手の最多勝争いで高水準の接戦が続いている。競り合っているのは2日現在で111勝のクリストフ・ルメール(41、栗東・フリー)と107勝の川田将雅(34、同)。関西所属の2人は、ともに自身最速で年間100勝に到達するなど、ハイペースで勝ち星を量産している。騎乗したレースの4割以上で2着以内に入るなど、確実に結果を残す。

2017~19年と3年連続で最多勝に輝いたルメールは7月12日に100勝を達成した。それまでの自身の最速は18年の7月29日。半月以上も早く大台に乗ったことになる。

その18年は年末までに215勝を挙げ、武豊(51、同)が05年に記録した中央競馬の年間勝利数の最多記録、212勝を更新した。18年よりも速いペースで勝ち星を挙げる20年は、年間勝利数の記録を再度、塗り替える可能性がある。「良い競馬をして新記録を作りたい」とルメールも意欲をみせる。

20年はルメールにとって順調といえるシーズンではない。春には新型コロナウイルスの大きな影響を受けた。

国内最強馬のアーモンドアイ(牝5、美浦・国枝栄厩舎)が3月28日にアラブ首長国連邦(UAE)で予定されていたドバイ国際競走に出走するため、同18日に現地へ出発。ただ、同馬の主戦騎手であるルメール自身は、コロナ感染が拡大する中で現地に渡航できるかどうか不透明な状況だった。入国が制限される前に現地入りする狙いから、同20~22日の日本での騎乗を取りやめて出国を早めた。

ただ、その後ドバイ国際競走の中止が決定。帰国後は日本中央競馬会(JRA)から2週間の自宅待機を求められ、結果的に1カ月近くレースから遠ざかることになってしまった。それでも例年以上のペースで勝ち星を積み重ね、天皇賞・春などG1でも3勝を挙げる。ルメールは毎年、下半期に勝ち星を伸ばす。今後も目が離せない。

一方の川田は7月18日に自己最速で100勝目を挙げた。これまでの最速は19年の8月24日だから、1カ月以上もペースが速い。

特筆すべきは騎乗したレースの47.9%で2着以内に入る堅実性だ。19年のトップはルメールだったが、今年は現段階で41.2%のルメールを川田が抑えている。この数値は3割台でも高いとされており、川田の記録は驚異的といえる。

勝利数3位の武豊(69勝)には大きな差を付けており、最多勝争いはルメールとの一騎打ちの様相。シーズン後半もルメールに食らいついていきたいところだ。

(関根慶太郎)

関西発「スポーツCAFE」をMyニュースでまとめ読み
フォローする

保存
共有
印刷
その他

競馬のコラム

電子版トップスポーツトップ

関西発「スポーツCAFE」 一覧

フォローする
長岡は小倉記念で重賞初制覇を飾った(8月16日、北九州市の小倉競馬場)

 2020年の夏競馬では騎手の印象的な重賞初勝利が相次いでいる。関東所属でデビューしながら、チャンスを求めて関西へ移籍してきた9年目の苦労人、長岡禎仁(26、栗東・高橋亮厩舎)が8月16日の小倉記念( …続き (9/6)

ルメール(右から2人目)は急速に勝利を重ねる(2018年)

 騎手の最多勝争いで高水準の接戦が続いている。競り合っているのは2日現在で111勝のクリストフ・ルメール(41、栗東・フリー)と107勝の川田将雅(34、同)。関西所属の2人は、ともに自身最速で年間1 …続き (8/9)

コントレイル(右端)は余裕十分に日本ダービーを制し、無敗での2冠を達成した=共同共同

 6月28日の宝塚記念(阪神)で2020年上半期のG1が終了した。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、2月29日以降は無観客での競馬が続き、G1レースも今年最初のフェブラリーステークス(東京)以外 …続き (7/5)

ハイライト・スポーツ

[PR]