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マレーシア野党幹部を起訴へ 政界混迷に拍車も

【シンガポール=中野貴司】マレーシアの汚職防止委員会(MACC)は6日、前財務相で主要野党の民主行動党(DAP)書記長、リム・グアンエン氏を7日に起訴すると発表した。地元紙ザ・スターなどによると、同国ペナン州の海底トンネル案件を巡る贈賄や権力乱用の罪だという。

リム・グアンエン氏(右から2人目)は2月まで、マハティール前政権下で財務相を務めていた(写真は2018年)=ロイター

DAPを含む野党連合はムヒディン首相の早期退陣を目指してきた。マハティール前首相の政権で重要閣僚を務めたリム氏の起訴に反発するのは確実だ。与野党の議席差はわずかなので、数人のくら替えで政界再編や解散・総選挙につながる可能性もある。政界の混迷が深まりかねない。

リム氏は2008年から政権交代で財務相に就任する18年までの10年間、ペナン州首相を務めていた。当時の行為が起訴対象となったとみられる。ザ・スターによるとリム氏は6日夜、MACCに出頭し、逮捕された。

リム氏はナジブ政権時代の16年にも、別の汚職容疑で逮捕されたことがある。18年の政権交代でリム氏が与党に転じてからは追及が止まっていたが、3月のムヒディン政権発足によって野党に再び転じてから、捜査が再開されたとみられる。

ムヒディン政権下では、地方政界の有力者のムサ・アマン元サバ州首相が6月に無罪放免となるなど、政権とつながりの深い要人の起訴取り下げが相次いでいる。ムサ氏はその後、活発な政治活動に転じた。7月末には野党が多数派だったサバ州議会を解散・総選挙に追い込んだ。

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