日本製紙、純利益79%減 21年3月期
日本製紙は6日、2021年3月期の連結純利益が前期比79%減の30億円になりそうだと発表した。従来は未定としていた。コロナ禍によるテレワーク拡大や外出自粛を受けて印刷情報用紙や、パンフレットなどが落ち込む。年間配当は前期並みの40円を維持する。
売上高は4%減の1兆円、営業利益は43%減の200億円を見込む。4~6月期を業績の底に、今後は緩やかに回復に向かうとしている。
同日発表した2020年4~6月期の売上高は前年同期比14%減の2238億円、最終損益は37億円の赤字(前年同期は41億円の黒字)だった。紙の需要が減ったほか、前期末に需要が急増したトイレットペーパーなどの反動減が出た。
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