JR西、金沢駅西口のホテル開発凍結 新型コロナで
JR西日本などは、2022年初めの開業を予定していた金沢駅西口のホテル開発を凍結した。新型コロナウイルス感染症の影響の終息が見通せず、観光客の回復時期が不透明なため。22年秋に開業予定のオフィスビルは建てる。
ホテルは金沢駅西側の広岡地区に建てられる予定だった。地上11階建てで、敷地面積約3600平方メートル、延べ床面積約1万平方メートルを計画していた。当初は5月の着工を予定していたが、地盤の改良工事で延期していた。
オフィスビル「JR金沢駅西第四NKビル」は建設工事に着手した。ホテルと同じ敷地に建設する。地上10階建てで、敷地面積は4460平方メートル、延べ床面積は2万7500平方メートルとなる。
広岡地区など金沢駅西口周辺はオフィス開発が相次ぐ。金沢市は重点戦略計画として駅西のにぎわい創出を掲げており、商業施設やオフィスの集積を図っている。