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大韓航空、旅客売上90%減も黒字確保 貨物が好調

【ソウル=細川幸太郎】大韓航空が6日発表した2020年4~6月期の最終損益は1624億ウォン(約140億円)の黒字で、前年同期の3808億ウォンの赤字から黒字転換した。新型コロナウイルスの影響で旅客売上高が90%減少したものの、貨物売上高は倍増し、燃料費の低下などコスト削減で黒字を確保した。

仁川国際空港には駐機中の大韓航空機が並ぶ=ロイター

売上高は前年同期比44%減の1兆6909億ウォン、営業利益は1485億ウォンの黒字(前年同期は1015億ウォンの赤字)だった。感染症で世界中のエアラインが苦境に陥るなか、相対的に貨物路線の比重が高い大韓航空は打撃を軽減できた。従業員の7割を一時帰休とするなど大幅なコスト削減を実施し、前期に計上した為替差損もなくなった。

コロナの影響で旅客便の運航路線は8割以上が休止状態が続く。旅客売上高を地域別にみると、米州が83%減、欧州が95%減、東南アジアが92%減、中国が98%減、日本が99%減だった。国内線も69%減となった。

一方で貨物便の売上高は1兆2259億ウォンに倍増し、売上高全体の72%を占めた。航空貨物の単価上昇の恩恵も受けて旅客便に代わって収益源となった。地域別に貨物売上高をみると、米州が2.4倍に増えたほか、欧州も2.1倍、東南アジアも2.3倍となった。

大韓航空は「旅客需要の回復は遅い」としながらも現状の国際線30路線の運行を維持する計画だ。「大型荷主の需要を獲得し、貨物専用機の運用を増やして収益を向上させる」としている。

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