スクエニHD、純利益3.5倍 4~6月 家庭用ゲーム好調
スクウェア・エニックス・ホールディングスが6日発表した2020年4~6月期の連結決算は純利益が前年同期比3.5倍の143億円だった。4~6月期として過去最高益。アミューズメント施設の臨時休業で22億円の特別損失を計上したが、4月発売の「ファイナルファンタジー7リメイク」など家庭用ゲームが国内や欧米で好調で販売が大きく伸びた。
売上高は63%増の870億円。営業利益は3.4倍の245億円と市場予想平均(QUICKコンセンサス、102億円)を大幅に上回った。
コロナ禍による物流停滞に備えてパッケージ版の販売を絞り、採算のよいダウンロード販売が伸びたことも利益を押し上げた。「ドラゴンクエストウォーク」などの既存タイトルも好調でゲーム事業の営業利益は3.4倍に増えた。
21年3月期通期の業績予想は消費者需要の予測が困難として「未定」のまま据え置いた。
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