H.U.グループ、コロナ抗原検査を米国でも供給へ

2020/8/6 14:52
保存
共有
印刷
その他

臨床検査受託大手のH.U.グループホールディングス(HD)は6日、新型コロナウイルスの感染の有無を鼻の奥の粘液や唾液から30分以内に判定できる抗原検査試薬について、米国で臨床試験(治験)を始めたと発表した。9月初旬に米食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可(EUA)を申請する考え。年内にも米国で使用できるようにすることを目指す。

富士レビオの新型コロナウイルス向けの抗原検査試薬

試薬は子会社の富士レビオ(東京・新宿)が供給し、日本では6月19日に薬事承認を取得した。米子会社のフジレビオ・ダイアグノスティックス(ペンシルベニア州)がこの試薬について、米国の医療機関と共同で臨床試験を実施する。米国の新型コロナ感染者の検体を使い、PCR検査などと同等の判定精度が得られるかを検証する。

富士レビオの抗原検査試薬はウイルスに特有のたんぱく質とそれを捉えるたんぱく質(抗体)の結合を光らせ、装置で検出する。30分以内に結果が分かり、日本ではPCR検査に迫る判定精度が確認されている。7月末からは羽田空港や成田空港などの空港検疫で利用が始まった。

新型コロナウイルスの抗原検査は米国など海外ではほとんど利用が進んでいない。H.U.グループHDはPCR検査を補う検査として、国内外で普及させることを目指す。抗原検査向けの装置については、すでに米国での承認を取得済み。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]