NYダウ続伸、373ドル高 ワクチン開発期待で

2020/8/6 5:12 (2020/8/6 5:47更新)
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【NQNニューヨーク=戸部実華】5日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続伸した。前日比373ドル05セント(1.4%)高の2万7201ドル52セントと、2カ月ぶりの高値で終えた。コロナワクチンの開発への期待が広がったうえ、景況感改善を示す米経済指標が好感され、景気敏感株を中心に買われた。

米バイオ製薬のノババックスは4日、コロナワクチンの臨床試験(治験)で良好な免疫反応を示したと発表した。医薬・日用品のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は5日、開発中のワクチンの治験が成功すれば、1億本を製造することで米政府と合意したと発表した。実用化に向けて開発が順調に進んでいると受け止められた。

米景気への懸念も和らいだ。米サプライマネジメント協会(ISM)が5日に発表した7月の米非製造業景況感指数は58.1と、市場予想(55.0)に反して前月から上昇した。7月は南部や西部の複数の州でコロナ感染が再拡大し、景気悪化が警戒されていた。

米経済の底堅さが意識され、航空機のボーイングや工業製品・事務用品のスリーエム(3M)、建機のキャタピラー、銀行のJPモルガン・チェースなど景気敏感株が買われた。追加の経済対策を巡って協議中の米与野党が、週内にも合意するとの観測が広がったことも買いを後押しした。

映画・娯楽のウォルト・ディズニーは9%高と、1銘柄でダウ平均を70ドルほど押し上げた。前日夕に発表した2020年4~6月期決算は最終赤字に転落したが、動画配信事業の契約者数は急増していたため、成長期待の買いが集まった。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は6日続伸し、前日比57.23ポイント(0.5%)高の1万0998.40と連日で過去最高値を更新した。ネット通販のアマゾン・ドット・コムが2%上昇して指数の上昇を支えた。

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