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米NYタイムズの4~6月、デジタル収入が紙を逆転

総有料読者数651万人に

(更新)
ニューヨーク・タイムズ紙は、電子版の有料読者が400万人を超えた

【ニューヨーク=清水石珠実】米新聞大手ニューヨーク・タイムズ(NYT)は5日、2020年4~6月期に電子版の購読料やデジタル広告などによる「デジタル収入」が紙媒体関連を上回ったと発表した。四半期ベースの収入でデジタルが紙を逆転するのは初めてという。新型コロナウイルスや人種差別問題への関心が高まり、電子版の購読料が増えた。

この8年間、電子版強化を推進してきたマーク・トンプソン最高経営責任者(CEO)は、「NYTのデジタル戦略が大事な節目を迎えた」と語った。

6月末時点での電子版の有料読者数は前年同月末比47%増の439万人。クロスワードや料理レシピのスマートフォン向けアプリを含めると、デジタル関連の有料会員数は567万人を超えた。6月末時点で、電子版とアプリ、紙媒体を合わせた総有料読者数は651万人と、前年比で約4割増えた。同社は「25年までに購読者数1千万人の実現」を経営目標に掲げている。

同日発表した4~6月期決算は、売上高が前年同期比8%減の4億375万ドル(約426億円)、純利益は6%減の2366万ドルだった。購読料収入は増加したが、新型コロナによる広告収入の大幅な減少を補えなかった。1株利益は0.14ドル(前年同期は0.15ドル)。特殊要因を除くと0.18ドルと、市場予想(0.01ドル程度)を上回った。

NYTは7月下旬、トンプソンCEOが退任し、9月8日付でメレディス・コピット・レビアン最高執行責任者(COO)が新CEOに昇格する人事を発表した。コピット・レビアン氏は、デジタル広告の専門家。質の高いデジタルジャーナリズムを目指して積極投資してきたトンプソン路線を引き継ぎながら、さらにデジタル広告でも稼ぐ事業モデルを模索する。

NYTの社員は3月以降、原則的に在宅勤務に移行している。NYT紙は5日、その体制が少なくとも年内は続くとの見通しを報じた。

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