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タイ中銀、政策金利据え置き 「徐々に経済回復」

【バンコク=村松洋兵】タイ中央銀行は5日、金融政策委員会を開き、政策金利(翌日物レポ金利)を年率で0.5%に据え置くと全会一致で決めた。据え置きは2会合連続。新型コロナウイルス対策の活動制限の緩和を受け「経済は徐々に回復する」と評価した。

タイの政策金利は2020年に3回引き下げられ、5月に過去最低の0.5%となった。年初からの金融緩和策が、新型コロナの悪影響を和らげていると判断した。

タイは3月末の非常事態宣言発令で経済活動がほぼ止まったが、6月までに大半が再開された。タイ中銀は6月の月例経済報告で消費や輸出が5月より回復し、景気は底を打ったとみている。

一方で、経済活動が感染拡大前の水準に戻るのは「少なくとも2年かかる」との見通しを明らかにした。入国制限措置の長期化により、外国人観光客数の回復が従来の想定より遅れるとみる。企業や家庭は借り入れを増やしており「銀行は借り手の返済能力に合わせて債務再編を促進すべきだ」との見解を示した。

経済成長や金融の安定性の監視を続けるとしたうえで、「必要に応じて追加の金融政策を用いる準備がある」とした。

タイ中銀はウィーラタイ総裁が9月末に任期満了で退任し、金融政策委員を務めるセタプット氏が後任に就く人事が決まっている。

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