静岡県人口1万7981人減 1月時点、減少幅拡大
総務省が5日発表した住民基本台帳に基づく人口動態調査(1月1日時点)によると、静岡県の人口は370万8556人と、前年比1万7981人(0.48%)減った。減少幅は前年(1万6478人、0.44%減)より拡大した。
2019年中の出生者と死亡者の差である自然増減は、日本人が1万8565人減、外国人が589人増。転入者と転出者の差を示す社会増減は、日本人が7035人減、外国人が7030人増だった。少子高齢化や若い世代の県外流出が止まらず、外国人の流入で補えなかった。
人口規模としては全国で10番目に多く、順位は前年と変わらなかった。市町別にみると、浜松市が最も多く80万2527人で、全国の市区別で16位につけた。長泉町(4万3601人)も全国の町村別で13位となった。熱海市は日本人全体に占める老年人口(65歳以上)の割合が48.26%となり、全国の市区で6番目に高かった。