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香港民主派・周庭氏に有罪判決 昨年の警察包囲デモで

(更新)

【香港=木原雄士】香港の西九龍裁判所は5日、警察本部を包囲するデモに参加し、デモ参加者を扇動した罪で民主活動家の周庭(アグネス・チョウ)氏に有罪判決を言い渡した。量刑は12月にも宣告される。香港では活動家への締め付けが厳しくなっている。

有罪とされたのは「逃亡犯条例」改正案を巡る抗議活動だ。2019年6月21日に黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏や多くの若者と警察本部を包囲したデモが違法と認定された。周氏は19年8月に逮捕され、違法集会への参加など起訴内容を大筋で認めていた。

周氏は5日、記者団に対し「自由と民主主義のために戦い続ける。香港国家安全維持法による強い恐怖のもとで、香港人が降伏せず、普遍的な価値を信じ続けることが大事だ」と述べた。

周氏は14年の大規模デモ「雨傘運動」に参加し「学民の女神」と呼ばれた。日本語が堪能で、たびたび日本を訪れ、香港の民主化を訴えていた。

香港メディアによると、19年6月に始まった一連の抗議活動で約9200人が逮捕され、2000人弱が起訴された。逮捕者の約4割を大学生や中高生が占める。約650人が最高刑が禁錮10年の暴動罪で起訴された。多くの裁判が進行中だが、禁錮刑4年の判決が確定した人もいる。

6月末に香港国家安全法が施行され、活動家を取り巻く状況は一段と厳しくなっている。周氏や黄氏は所属した民主派団体デモシストからの脱退を表明した。デモシストも活動を続けるのが難しいとして解散した。

黄氏は9月の立法会(議会)選挙に立候補を届け出たものの、選挙管理当局が香港国家安全法への反対などを理由に出馬を禁止した。立法会選も新型コロナウイルス対策を名目に1年延期が決まり、民主派は反転攻勢のきっかけを失った。

香港警察は内偵捜査に基づいて香港独立を主張する団体「学生動源」の元代表らを逮捕した。英国に渡った羅冠聡(ネイサン・ロー)氏ら海外の活動家6人が指名手配されたとの報道もある。

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