東京メトロの4~6月期、最終赤字136億円 四半期最大
東京地下鉄(東京メトロ)が5日発表した2020年4~6月期の連結決算は、最終損益が136億円の赤字(前年同期は182億円の黒字)だった。赤字額は四半期ベースで過去最大となる。新型コロナウイルスによる外出自粛の影響で鉄道の利用客が激減し、商業施設や広告事業も打撃を受けた。
売上高は前年同期比43%減の627億円だった。鉄道事業の旅客運輸収入は前年同期比48%減の464億円だった。定期外の収入は同62%減と、定期(同30%減)より減少幅が大きかった。輸送人員は前年同期から43%のマイナスで4億500万人だった。
同社は6月から社内取締役14人が役員報酬の10%を自主返上していた。厳しい経営環境が継続していることなどから、8月から当面の間、社外を含む取締役15人の報酬月額の10%を減額する。
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