米厚生長官が台湾訪問へ 断交後で最高位

2020/8/5 12:26 (2020/8/5 12:46更新)
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アザー米厚生長官は閣僚級としては6年ぶりに台湾を訪問する=AP

アザー米厚生長官は閣僚級としては6年ぶりに台湾を訪問する=AP

【ワシントン=共同】米政府は4日、アザー厚生長官が近く台湾を訪問すると発表した。米国の閣僚や閣僚級としては6年ぶりで、1979年に台湾と断交して以降、最高位の高官としている。具体的な日程は不明だが、米政府は「歴史的な訪問」としており、中国の強い反発は必至。米中対立も一段と激化しそうだ。

アザー氏は、トランプ政権として台湾の新型コロナウイルス対応を支持する立場を伝え、経済や保健医療面での協力強化を目指す考えだ。台湾の外交部(外務省)は5日、蔡英文総統や感染対策部門のトップ、陳時中衛生福利部長(衛生相)らと会談すると発表した。

アザー氏は声明で、台湾の新型コロナへの対応を「国際的な透明性確保と協力の模範」だと評価。訪問を通じて台湾の保健医療分野でのリーダーシップを支持するトランプ大統領の立場を伝え、「自由で民主的な社会こそが健康を守り、促進する最適のモデルだという米台共通の考え方を強調する」とした。米国が情報隠しを批判する中国を念頭に置いているとみられる。

トランプ政権は2018年、米国と台湾の閣僚らの相互訪問を促進する法律を成立させた。台湾海峡に軍艦も派遣させ、台湾問題を対中カードと位置付けている。

オバマ前政権下の14年に当時の米環境保護局のマッカーシー長官が訪台し、総統だった馬英九氏と環境問題を巡り会談した際、中国側は「断固たる反対と強烈な不満」を表明した。

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