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米コダック株にインサイダー疑惑 コロナ薬開発巡り

(更新)

【ニューヨーク=大島有美子】米化学品メーカーのイーストマン・コダックに対する米政府からの融資を巡って4日、インサイダー取引の疑惑が浮上した。支援発表の前日に同社株の取引高が急増しており、米民主党のエリザベス・ウォーレン上院議員が米証券取引委員会(SEC)に書簡を送付して事実関係の調査を求めた。

米国の公的金融機関である国際開発金融公社(DFC)は7月28日、コダックに対して新型コロナウイルスに関する医薬品材料の製造開発資金として7億6500万ドル(約810億円)の融資を決めたと発表した。

だが支援発表前日の7月27日に、コダック株は164万5719株売買された。ウォーレン議員は3日付にSECに送付した書簡で「コダックの昨年の1日当たり平均取引高の約8倍に上る」と指摘。支援の情報が「ツイッター」などを通じて事前に漏れた疑いがあるとしている。

コダック株の27日の終値は2.62ドルで、前週末比25%高だった。支援発表があった28日は3倍の7.94ドル、29日はさらに跳ね上がり33.2ドルにまで急伸していた。ウォーレン議員は「発表前にコダック株を買った人は計り知れない利益を得た」と述べた。8月4日の終値は14ドル台だった。

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