/

ベイルートで大規模爆発 死者78人、負傷4000人近く

(更新)

【イスタンブール=木寺もも子】中東レバノンの首都ベイルートで4日夕、大規模な爆発が起きた。現場は中心部からほど近い港湾地区で、ロイター通信がハッサン公衆衛生相の話として伝えたところによると、これまでに死者は78人、負傷者は4000人近くに達しているという。

事件性があるかは不明で、テロの犯行声明は出ていない。レバノンのディアブ首相は爆発現場の倉庫には爆薬の原料にもなる硝酸アンモニウムが推定で2750トン保管されていたと述べた。

菅義偉官房長官は5日の記者会見で、ベイルートでの爆発で日本人1人が負傷したと明らかにした。その他の被害状況については「レバノン政府が対応、調査中だ。引き続き情報収集に努める」と述べた。外務省幹部によると負傷者はすでに治療を受けており、軽傷だという。

現地紙デーリー・スターによると、爆発は2度起きた。市街地で建物が崩れたり、窓ガラスが割れたりするなどの被害も報告されており、家から出られなくなっている人も多数いるもようだ。SNS(交流サイト)では巨大なキノコ雲のような爆発やピンク色の煙の映像が流れた。

日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告のベイルートの自宅も被害を受けたもようだ。元会長の妻、キャロル容疑者がブラジル大手紙エスタド・ジ・サンパウロに「我々は大丈夫だが、家が壊れた」と語った。爆発現場から自宅は約5キロメートル離れているという。

ロイター通信によると、レバノンの民兵組織ヒズボラと敵対関係にある隣国イスラエルの当局者は関与を否定した。トランプ米大統領は4日の記者会見で、米軍関係者の見立てとして「爆弾のようなもの」による攻撃の可能性があると述べた。

レバノンは3月に国債のデフォルト(債務不履行)を宣言。新型コロナウイルスの感染拡大の影響も加わり、深刻な経済危機に陥っている。通貨は闇相場でドルに対して1年前から8割値下がりし、食料品などの価格が高騰した。3日には政府の改革の遅れを理由に外相が辞任を表明するなど、政治的な混乱も広がっていた。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連企業・業界

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン