ベラルーシ大統領「ロシアが嘘」 戦闘員は不安定化目的

2020/8/5 2:38
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【モスクワ=小川知世】ベラルーシのルカシェンコ大統領は4日の演説で、同国が拘束したロシアの戦闘員について、第三国に向かう途中だったとするロシア側の説明は「嘘だ」と批判した。9日の大統領選を前に国内情勢を不安定化させる試みがあると主張し、混乱を避けるために自らの再選に支持を訴えた。

大統領選を前にルカシェンコ氏は演説でロシア批判を展開した(4日、ミンスク)=AP

ベラルーシは7月下旬にロシアの民間軍事会社「ワグネル」の雇い兵33人を拘束した。騒乱を画策したテロ容疑で捜査している。ロシアは関与を否定した。ルカシェンコ氏の発言で両国の亀裂がさらに深まりそうだ。

ルカシェンコ氏は拘束した33人はベラルーシでの任務のために送られたと断言し、ロシア側の説明を念頭に「嘘に耳を貸すな」と訴えた。南部に「別の(外国)部隊が投入されたとの情報が入った」とも述べ、掃討作戦に当たると説明した。

ルカシェンコ氏には国民の危機感をあおり、大統領選で支持を固める狙いがあるとみられる。

大統領選では6選を目指すルカシェンコ氏に対し、立候補を認められなかった夫に代わって出馬した女性候補が反体制派の支持を集めている。同氏は政権を倒す「カラー革命」を狙った情報戦がインターネットなどで繰り広げられているとも主張し、反体制派やロシアを暗に非難した。

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