スマートロックのフォトシンス、35億円調達

2020/8/5 8:30
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スマートロックのフォトシンス(東京・港)は、農林中央金庫やNTTドコモ・ベンチャーズ(東京・港)などを引受先とする第三者割当増資と、新生銀行などからの融資を合わせ総額35億円を調達したと発表した。スマートロックのシステム開発費や、営業担当者の採用費などに充てる。

「Akerun来訪管理システム」を三井不動産の新オフィスに試験導入した

三井不動産のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)やLINEベンチャーズ(東京・新宿)、凸版印刷なども新たに第三者割当増資を引き受けた。フォトシンスは鍵がついたドアに後付けできるスマートロック「Akerun(アケルン)」を開発する。

アケルンを利用するには、事前にメールアドレスや電話番号など個人を特定するIDと、手持ちの交通系ICカードやスマートフォンなどのIDを組み合わせた「アケルンユーザーID」を登録する。

ユーザーIDを取得すると、システムを導入する施設の管理者が登録されたICカードにクラウド経由で鍵の権限を与える。物理的な鍵の受け渡しなしに、権限を付与されたICカードで鍵の解錠や施錠が可能となる。

このほど従来のオフィス向けのほか、オフィスビル向けにも提供を開始した。フロアに入場する前のセキュリティーゲートなどに設置する。来訪者は受付での用紙の記入などをせずに、管理者に権限を付与された手持ちのICカードなどを専用の端末にかざすだけでゲートを通過できる。三井不動産と協業し、日本橋室町三井タワー(東京・中央)の三井不動産の新オフィスで同システムの実証実験を開始した。

調達した資金でシステム開発を進め、オフィスビルに次いで住宅やホテルなどアケルンが対応できる施設を増やす。同じICカードなどでさまざまな場所の鍵が操作できるようにする。記者発表会で河瀬航大社長は「物理的な鍵が必要ないキーレス社会を実現する」と強調した。

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