「ディーン&デルーカ」親会社、上場廃止の恐れ タイ証取が警告

アジアBiz
2020/8/4 20:27
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【バンコク=岸本まりみ】タイ証券取引所は4日、高級食料品・カフェチェーン「ディーン&デルーカ」を傘下に持つ同国のペース・デベロップメントに対し、上場廃止になる可能性があると警告した。ペース社は会社更生手続きを裁判所に申請したが、再建が難航している。

バンコクの「ディーン&デルーカ」の店舗(19年10月)

ペース社が2019年12月期の財務諸表を9月2日までに提出しなかった場合、廃止になる恐れがある。同社はタイ最高層の77階建てビル「マハナコン」を開発した不動産大手。14年には米ディーン&デルーカを1億4000万ドル(約147億円)で買収し、多角化を進めていた。

足元では本業の不動産事業が不振に陥り、経営が悪化。同社が直近で開示している19年1~9月期の決算は17億バーツ(約58億円)の赤字だった。今年5月には実質的な経営破綻を認め、会社更生手続きを裁判所に申し立てたことを表明。タイ証取ではペース株の売買はすでに停止されている。

日本のディーン&デルーカはオイシックス・ラ・大地の関連会社、ウェルカム(東京・渋谷)がブランド展開を担っており、ペース社の運営状況は直接影響を及ぼさないという。

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