NHK前田会長、ネット常時同時配信「した方がいい」

2020/8/4 18:29
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NHKが2021年度からの3カ年の経営計画案を発表した。焦点となっているテレビ放送のネット常時同時配信について、前田晃伸会長は「した方がいい。サービスの質を上げていく」と述べた。肥大化批判などが強まるなかでも、なお意欲を示した。記者会見の主なやり取りは次の通り。

記者会見するNHKの前田晃伸会長

――経営計画案をどのように考えていますか。

「NHKは(既存業務の効率化、受信料水準の見直し、企業統治の強化)の三位一体の改革に取り組んできた。経営計画案はNHKを本気で変える覚悟を示している」

「コストについては、制作費を大きく削減する。私が陣頭指揮を執って予算を峻別(しゅんべつ)する。ヘリコプターを減らすなど着手している部分もある。3年間で630億円削減する」

「ただ番組の質を落とさない前提でやる。(BS放送の集約など)放送は減らすが番組自体を大きく減らすわけではない。BS、地上波で番組内容の重複がある。放送波ごとの調整を今期からしっかりやっていく」

――受信料についてはどう考えていますか。

「受信料引き下げをするだけで、1年以上かかるシステムになっている。サービスの質を落とさずにいかに受信料を下げるかが経営の課題であると認識している」

――現在は1日18時間のネット同時配信「NHKプラス」について、常時同時配信はいつ取り組むつもりですか。

「ネット事業の予算は収入の2.5%以内に収めることになっているが、これは20年度限りの制約だと認識している。費用は抑制的に運用しつつも、ネットの利活用についてはしっかりやっていきたい」

「常時同時配信は、した方がいいと思っている。来年度以降についてはできるだけサービスの質を上げていきたい」

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